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土工事横矢板入れ作業手順書(作業標準)


a.準備作業
 @作業前ミーティング
 ・新規入場者をチェックする(氏名、年齢、住所、既往症)。
 ・予想される危険について作業者全員に周知させ、対策を立てる。
 ・作業の分担を決め、方法、手順を作業者全員で確認する。
 ・関連工事との工程や施工についての打ち合わせを行う。
 A図面などの確認
 ・施工計画書、横矢板の厚さの計算書、図面などを確認する。
 B有資格者の確認
 ・土止め支保工作業主任者
 ・地山の掘削作業主任者
 ・足場の組立て等作業主任者
 ・玉掛け技能講習修了者
 ・移動式クレーン運転士免許
 C機械の点検
 ・持ち込み機械を点検する。
 ・電動工具などを点検する(アース、安全装置など)。
 D保護具の点検
 ・保護具を点検する(保護帽、安全帯、安全靴、保護手袋など)。
 E仮設施設の点検
 ・安全通路、昇降設備などを点検する。
b.本作業
 @必要な矢板の長さの測定
 ・矢板を入れる部分の長さを測定する。
 ・横矢板の長さは、親杭のフランジ部分に4cm以上かかる長さにする。
 A矢板の切断
 ・接触予防装置、反ぱつ予防装置が設けられた丸のこ盤を使用する。
 B矢板の運搬
 ・作業床を確保する。
 C削土
 ・親杭の裏の土を、矢板が入る程度まで削り取る。
 D矢板入れ
 ・掘削溝の底の位置より、矢板一枚分だけ掘り下げる。
 ・矢板と親杭のかかりしろが4cm以上になるように矢板を入れる。
 ・親杭のフランジ部と横矢板の左右に、それぞれ二個、くさびを打ち込む。
 ・掘削が進んだ場所まで、必ず矢板を完成させる。
 E裏込め
 ・矢板を一枚ずつ差し込むごとに、裏込め土を十分に押し込み、矢板と地山の間に空間ができないようにする。
 Fキャンバー締め
 ・矢板を入れた後、キャンバーで締めつける。
 G桟木の取りつけ
 ・キャンバー押さえ桟木を取りつける。
 Hハンマー打ち
 ・矢板面をハンマーでたたき 裏込めが十分にできているかどうか、チェックする。
 I土砂の流出防止
 ・矢板面から水が漏れ出る場合は、土砂の流出防止措置を講じる。
 ※粘土、わら、麻、むしろなどを詰め込む。

c.後片づけ作業
 @残材の整理
 A仮設材の整理
 B工具類の整理
 C湧水量の再点検
 ・湧水量が多すぎないかどうか、再点検する。
 ・土砂の流出防止措置が十分であるかどうか、再点検する。
 D作業終了の確認
 ・後片づけ、整理整頓を確認する。



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