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玉掛作業の留意点

a.ロープの掛け方
 @長い棒状物をつるときは、ロープを1回巻く「あだ巻き」にする。
 A丁字形の荷をつるときは「3本づり」にする。
 B「目通し2本づり」をするときは、締め方を「深絞り」にする。
 C円錐形の荷をつるときは、底面で2本のロープを十文字に組む、「あやがけ」にする。
 D棒状物をまとめてつるときは、「はかま」にして荷の一部が落ちないようにする。
 Eアイ以外でロープをフックに掛けるときは、フックの上でロープを交差させる「フック殺し」にする。
 F一方のアイにロープを通してフックに掛ける「3つ掛け」は、原則的に行わない。

b.荷のつり方
 @荷の重心がどこであるか、正確に判断する。
 A荷の重心ができるだけ低くなるようにする。
 B荷の重心の真上にフックを誘導する。
 C重心が荷の上部にあるものや、左右に片寄っているものは、傾斜しないように注意する。
 Dロープはフックの中心に掛ける。
 Eロープが均等に張るようにする。
 F当て物(やわら)は正しく当てる。
 Gアイボルト、ジャッグルなどは正確に取り付ける。
 H荷の重量が明示されていない場合、荷の形状に応じて、次の算式で概算する(長さ1mあたりの重量)。
 ・角鋼:一辺の2乗×0.8kg
 ・丸鋼:直径の2乗×0.6kg
 ・鋼管:(外径−厚さ)×厚さ×1.2kg

玉掛けワイヤロープと台付けワイヤロープの違い

玉掛けに関する知識


フック殺し




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