リスクアセスメントの要点 |
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リスクアセスメント(危険性または有害性等の調査) | リスクアセスメントは、現場作業に潜在する労働災害、事故の発生原因となる危険性または有害性を特定し、その危険性または有害性に対する「災害の重大性の度合い(重篤度)」と「災害発生の可能性の度合い」を見積り評価して、対策を検討する一連の流れのことで、事業者は、リスクアセスメントの結果に基づき、リスク低減措置を実施することが努力義務化された。(平成18年4月1日) | ||
実施の時期 |
1)施工計画を策定するとき。 2)建設物を設置・移転・変更・解体するとき。 3)設備を新規に採用し、または変更するとき。 4)原材料を新規に採用し、または変更するとき。 5)作業方法または作業手順を新規に採用し、または変更するとき。 |
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調査対象の選定 | 1)負傷または疾病の発生が、合理的に予見可能である危険性または有害性。 *合理的に予見可能:十分な検討を行えば現時点の知見で予見し得ること。 2)平たんな通路における歩行等、明らかに軽微な負傷または疾病しかもだらさないと予想される場合は除く。 |
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情報の入手 | 1)作業標準、作業手順書等。 2)使用する機械設備、材料等に係わる危険性または有害|生に関する情報(仕様書、MSDS等)。 3)作業周辺の環境に関する情報。 4)複数の事業者が同一の場所で作業を実施する状況に関する情報(混在作業による危険性)。 5)災害事例、災害統計、ヒアリハット等。 |
■リスクアセスメントの進め方(具体例) | |||
ステップ−1 | 危険性または有害性の洗い出し(特定) | 工事現場の作業に潜在する危険性または有害性、作業標準等に基づき特定に必要な単位で作業を洗い出す(特定する)。 | |
ステップ−2 | リスクアセスメントの見積り | リスクの低減の優先度を決定するため、洗い出したすべての危険性または有害性について、「災害の重大性の度合い(重篤度)」、「災害発生の可能性の度合い」を見積り、リスクレベルからの優先度を判定する。 | |
ステップ−3 | リスク低減措置内容の検討 | リスクレベルの判定の結果から法令に定められた事項がある場合には、それを必ず実施することを前提とし、優先度に対して、リスクの除去・低減対策を検討する。 低減措置の実施 |
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ステップ−4 | 低減措置の実施 | リスクの低減措置を実施する。 | |
ステップ−5 | 実施結果の記録 | リスクアセスメントの実施結果を記録する。 1)洗い出した作業 2)特定した危険性または有害性 3)見積ったリスク 4)設定したリスク低減措置の優先度 5)実施したリスク低減措置の内容 |
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